自由金利の影響

わが国の場合は、高度成長時代においては、ほとんどの金利が当局によって規制された金利であった。しかし近年では、金融自由化の進展の下で市場の整備・拡充が進められ、金利がより市場の実勢を反映するものになってきた。

1988年に導入された新金融調節方式は、このような背景のもとで、金利機能重視すなわち市場メカニズム重視への転換を意味するものである。

さて実際には、利子率には、自由金利とそうでない規制金利や政策金利がある。自由金利とは、金融市場で成立する金利すなわち市場利子率のことである。

これは、資金の価格である利子率がそれに対する市場の参加者の需要と供給関係によって自由に決定される金利であることを示す。たとえは短期金融市場金利がその代表的なものである。

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他方、この資金の需給を反映して決定される自由金利に対して規制金利がある。規制金利とは、市場の需給を反映して決定される金利ではなく、当局の政策的見地からみてそれが不適切な水準にならないように規制される金利のことである。

たとえば預金金利などは1947年の「臨時金利調整法」(臨金法)によってその最高限度が決められている。